第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PJ-31 |
| 発表題目 | サーマルイメージングによる湧水の検出と河川流量への寄与推定 Detection of Groundwater Springs Using Thermal Imaging and Estimation of Their Contribution to Streamflow Variations |
| 所属 | 名古屋大学大学院 |
| 要旨本文 | 本研究は、サーマルイメージングにより源流域の湧水地点を検出・定量化し、流路区間別の流量増加量との対応から、湧水が河川流量変化に及ぼす寄与推定を目的とした。調査は、名古屋大学稲武演習林高トッケ地区の小流域(3.4ha、花崗岩、平均流路幅0.33m)を対象とした。湧水と河川の水温差が顕著になる7月、8月の晴天日に、サーマルカメラ(誤差±3℃)を用いて、50cm間隔で河川の表面を撮影した。2025/7/25、8/8、8/29(最高気温27.6~29.4℃:API14 : 2.9~40.6mm)に流域末端から140m流路区間を撮影した。8/8は平均22.8m間隔で河川流量の縦断変化を観測した。サーマルカメラで撮影された河川水温の平均19.7℃であり、湧水は平均17.1℃であった。湧水密度は、下流0~45m区間0.20/m、中流45~90m区間0.07/m、上流90~140m区間0.12/mであった。このうち顕著な流量増加は中流で見られ、流域末端流量の25%の流出を確認した。湧水密度と流量増加の不一致は、湧水の流出が単純な点的入力ではなく、河床下での地下水の集約、再浸透、選択的流路による再流出といった過程を経て河川流量に反映されることを示しており、流量増加は湧水数ではなく集約効率に支配されることを示唆する。 |
| 著者氏名 | ○山岡祐登 ・ 五味高志 ・ 小谷亜由美 ・ 猪越翔大 |
| 著者所属 | 名古屋大学大学院生命農学研究科 |
| キーワード | 流域, 花崗岩, 湧水, 河川水温 |
| Key word | Catchment, Granite, Spring, Stream temperature |