第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PJ-16 |
| 発表題目 | カラマツ(Larix kaempferi)人工林における樹冠遮断の時系列的動態 Temporal dynamics of canopy interception in larch(Larix kaempferi) plantations. |
| 所属 | 東京農業大学 |
| 要旨本文 | 日本の針葉樹人工林では、樹冠遮断量は降雨に対しておよそ20%であると報告されているが(小松,2007)、そのような大量の降水がなぜ蒸発するのか、いつ蒸発するのかは未だ解明されておらず、降雨イベント中における樹冠遮断量の時系列的動態を示した研究例はわずかである(例えばIida et al, 2017におけるスギ人工林)。カラマツ人工林は日本においてスギ、ヒノキに次ぐ人工林面積で、近年建築材として注目され、植林面積も増加傾向にある(松本,2022)。しかし、カラマツ人工林を対象とした樹冠遮断の研究はいまだ存在しない。そこで本研究では、岩手県八幡平市にある樹齢14年のカラマツ人工林を調査対象地として、転倒ます雨量計を用いて樹幹流下量と樹冠通過雨量を時系列で取得し、林外雨量から差し引くことで降雨イベント中の樹冠遮断量の時系列変化を示した。その結果、樹冠遮断量は降雨イベントの前半で多く、後半で減少した。また、樹幹流下量はイベント後半に増加した。これは、イベント前半において雨水が幹表面に貯留され、飽和することで多量の樹幹流が発生したためだと考えられ、結果としてイベント後半において樹冠遮断量が少なくなったと考えられた。 |
| 著者氏名 | ○_山遼太郎1 ・ 佐藤貴紀1 ・ 白木克繁2 ・ 橘隆一1 |
| 著者所属 | 1東京農業大学地域環境科学部 ・ 2東京農工大学大学院農学研究院 |
| キーワード | 樹冠遮断, 樹冠通過雨, 樹幹流, カラマツ, イベントスケール |
| Key word | canopy interception, throughfall, stemflow, larch, event scale |