第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PJ-13 |
| 発表題目 | 降雨から樹木の吸水までのタイムラグとその季節変動の評価 Observation of the time lag between rainfall and tree water uptake and its seasonal variation |
| 所属 | 京都府立大学 |
| 要旨本文 | 様々な気候帯で樹木による土壌水利用に関する研究が行われている。本研究では温帯湿潤気候に属する桐生試験地において、2025年7~11月の期間、約1.5ヶ月間隔で土壌および樹木を採取し、抽出水の安定同位体比を測定することで、降雨から樹木の吸水までのタイムラグを考察した。その結果、いずれの採取日も土壌水の同位体比は深度の増加に伴い低下し、深部では地下水・渓流水の同位体比に近づく傾向が認められた。これは、表層土壌が蒸発による同位体分別の影響を強く受ける一方、深層土壌が地下水・渓流水と連続した経路をもつ可能性が示された。δダイアグラム上における土壌水・植物水の分布には、季節ごとに明瞭な違いが見られた。梅雨明け直後の7/9には、土壌水は天水線(LMWL)付近に分布した一方、植物水はその下側に分布し、梅雨期に土壌中に保持された後、蒸発の影響を受けた水を樹木が利用したことが観察された。8/26には、両者とも天水線の下側に分布し、これに対し10/8,11/27には、両者は天水線上に分布した。また地下水・渓流水は常に天水線上に分布することから、土壌中に留まり植物に利用される水と、深部に浸透し流出する水との乖離が、夏期に顕著に見られた。 |
| 著者氏名 | ○中深結1 ・ 勝山正則2 ・ 鎌倉真依3 |
| 著者所属 | 1京都府立大学生命環境学部 ・ 2京都府立大学大学院生命環境科学研究科 ・ 3龍谷大学先端理工学部 |
| キーワード | 酸素・水素安定同位体比, 降雨履歴, 植物水, 土壌水, 地下水 |
| Key word | Stable oxygen and hydrogen isotope ratios, Rainfall history, Xylem water, Soil water, Groundwater |