第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PJ-11
発表題目 暖温帯ヒノキ小流域における土壌呼吸を規定する微地形および環境因子の評価
Evaluation of microtopographic and environmental factors regulating soil respiration in a temperate cypress catchment
所属 龍谷大学
要旨本文  森林の斜面地形における土壌呼吸速度は、地温や土壌含水率といった気象要素に加え、土壌炭素量、根量、土壌微生物量などの土壌特性の影響を受け、空間的な変動が大きいことが知られている。そこで本研究では、滋賀県大津市の針広混合二次林内に位置するヒノキ小流域を対象に、斜面(尾根部および谷部)上部から下部における土壌呼吸速度の空間変動性を把握し、微地形に起因する環境要因の影響を解析することを目的とした。 斜面に沿ってポリプロピレン製チャンバーを10 m間隔で計30基埋設し、閉鎖チャンバー法により土壌呼吸速度を測定した。併せて、測定時の地温および土壌体積含水率、各月のリター量ならびにリターおよび土壌のC/N比を測定した。 2025年7月から10月のデータを用いて線形混合モデルによる解析を行った結果、土壌呼吸速度は尾根部よりも谷部で有意に高かったが、地温、土壌含水率、リター量、C/N比および斜面位置の効果はいずれも有意ではなかった。以上より、夏季においては、測定した環境要因では説明されない微地形に起因する要因が土壌呼吸の空間分布に影響している可能性が示唆された。発表では、冬季データを含めた解析結果についても報告する。
著者氏名 ○岡直輝1 ・ 山田誠2 ・ 鎌倉真依1
著者所属 1龍谷大学大学院先端理工学研究科 ・ 2龍谷大学経済学部
キーワード 土壌含水率, CN比, 空間変動, 重回帰分析
Key word Soil moisture content, CN ratio, Spatial variation, Multiple regression analysis