第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
立地部門[Forest Environment]
| 開始時刻 | ポスター発表 |
|---|---|
| 講演番号 | PI-25 |
| 発表題目 | 無機質土壌へのヒノキ細根粉砕物添加による耐水性構造の形成過程 Formation process of water-stable structure by adding of hinoki cypress fine-root fragment to inorganic soil. |
| 所属 | 信州大学 |
| 要旨本文 | ヒノキの腐植と細根による土壌構造形成作用について検討する目的で室内培養実験を行った。ヒノキ人工林からH層と細根を採取し,風乾後に粉砕した(<0.25 mm)。これらを質量割合20%で石英砂(Si02,<0.18 mm)と混合し,それぞれ腐植試料,細根試料とした。両試料を飽和させて温度25℃,湿度45%の恒温恒湿器内で培養した。培養中は1週間ごとに試料が飽和するまで給水を行った。培養開始前(0週)と培養週4,8週後の試料について,団粒分析(水中ふるい分け法),孔隙解析,炭素・窒素分析,グロマリン様タンパク質(GRSP)分析(Bradford法)を行った。その結果,腐植試料では培養4週で団粒様の耐水性構造が形成された。細根試料では4週で耐水性構造が形成された。この構造は試料のほぼ全体が結合した形態のもので,団粒百分率は顕著に高い値となった。このことから,ヒノキ細根には1次粒子を強く結合させる特性があることが明らかになった。腐植試料に比べ細根試料でGRSPが高い値を示したことから,グロマリンが耐水性構造の形成に影響した可能性が示された。また,両試料とも培養に伴って孔隙量が有意に増加した。 |
| 著者氏名 | ○小野裕 ・ 小川真鈴 ・ 小田あゆみ |
| 著者所属 | 信州大学農学部 |
| キーワード | ヒノキ細根, 耐水性土壌構造, グロマリン |
| Key word | hinoki cypress fine-root, water stable soil structure, glomalin |