第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
立地部門[Forest Environment]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PI-22 |
| 発表題目 | 自然土壌と農地土壌における団粒内孔隙の3次元評価:放射光X線μCT解析 Characterizing intra-aggregate pore in natural and agricultural soils: Application of synchrotron X-ray micro-CT |
| 所属 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 要旨本文 | 土壌団粒内の孔隙構造はガスや溶質移動を規定するため、微生物生態や生物地球化学プロセス解明に重要な特性である。近年、X線_CTによる孔隙構造の非破壊分析が進展しているが、土壌中の接着物質が団粒内孔隙に及ぼす影響は十分に理解されていない。黒ボク土は、凝集のための接着物質(有機物や非晶質鉱物)を多く含むが、土壌発達の初期段階にある自然土壌と農地土壌では接着物質の量や質が異なるため、団粒内孔隙も異なると予想される。本研究は、典型的な農地土壌Ap層(黒ボク土, 赤黄色土)と土壌生成年代および植生遷移段階が異なる三宅島自然土壌(IG7, IG9, N1, IZ1, 全て玄武岩質母材)から得た耐水性マクロ団粒を対象に、炭素貯留量と孔隙構造の関係を検証した。孔隙構造は、SPring-8 20B2のX線_CTにより評価した。結果、自然土壌は農地土壌よりバルクの炭素量が高く、団粒内の孔隙率と孔隙接続性が高かった。特に自然土壌では、バルクの炭素量は植生遷移に伴い増加する傾向にあり、団粒の孔隙率および<30_mの孔隙率と正の相関を示した。つまり、土壌発達の初期段階では、植生からの有機物供給および土壌有機物貯留量の増加に伴い団粒内孔隙も増加することが示唆された。 |
| 著者氏名 | ○河上智也1 ・ 島田紘明2 ・ 福桝純平1 ・ 光延聖3 ・ 星野真人4 ・ 上杉健太朗4 ・ 浅野眞希5 ・ 上條隆志5 ・ 和穎朗太1 |
| 著者所属 | 1国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構農業環境研究部門 ・ 2帯広畜産大学 ・ 3愛媛大学農学研究科 ・ 4高輝度光科学研究センター ・ 5筑波大学生命環境系 |
| キーワード | 土壌団粒, 土壌孔隙, X線CT, 接着物質 |
| Key word | Soil aggregate, Soil pore, X-ray computed tomography, Binding agent |