第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

立地部門[Forest Environment]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PI-1
発表題目 土壌酸性度の異なるスギ林土壌のCa形態の比較
Comparison of calcium forms in Cryptomeria japonica forest soils with different degrees of soil acidification.
所属 名古屋大学大学院
要旨本文 スギは土壌中のカルシウム(Ca)を吸収し、リターを通じて再び土壌へ戻す性質をもつ「カルシウムサイクラー」である。この性質により、酸性度の低いスギ林土壌ではCaが蓄積し土壌酸性化が緩和される。一方、酸性度の高いスギ林土壌では、「Caが十分に蓄積せず、酸性化が進行すること」、「土壌中の総Caに占める交換性Caの割合が低く、交換性Ca以外の形態として存在するCaの割合が高いこと」を、我々はこれまで関西地方のスギ林調査により明らかにしてきた。日本有数のスギの伝統林産地である秋田県では、比較的酸性度の低い土壌が県全域に広く分布している。このことから秋田では、関西地方のスギ林よりCaが土壌に多く蓄積し、その存在形態も異なる可能性がある。そこで本研究では、土壌酸性度に応じて主要なCa蓄積形態が異なると仮定し、その実態を明らかにすることを目的とした。この目的を達成するために、関西や秋田県の表層と下層のスギ林土壌のCa K-edge XANES(X線吸収端近傍構造)分析を行い、土壌中のCa形態を解析した結果を報告する。
著者氏名 ○佐藤大地1 ・ 平野恭弘2 ・ 新田響平3 ・ __謙太朗4 ・ 山下満5 ・ 岡本透6 ・ 谷川東子1
著者所属 1名古屋大学大学院生命農学研究科 ・ 2名古屋大学大学院環境学研究科 ・ 3秋田県林業研究研修センター ・ 4東海国立大学機構統括技術センター ・ 5兵庫県立工業技術センター ・ 6国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
キーワード 森林土壌, カルシウム, XANES
Key word forest soil, calcium, XANES