第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
生理部門[Tree Physiology]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PG-7 |
| 発表題目 | 冷温帯樹木における展葉のプロセスから見えてくる低温脆弱性の季節推移 The process of leaf unfolding in deciduous broad-leaved trees: a perspective on vulnerability to late spring frosts |
| 所属 | 岩手大学 |
| 要旨本文 | 冷温帯林では晩霜害によって葉が損傷する被害が起こることが知られている。展葉時は葉の低温損傷リスクが高まるが、展葉イベントが低温脆弱性にどう関与するかはよくわかっていない。展葉・葉拡大に必要な吸水は、芽や新葉における生理特性の変化によって促進される可能性があり、これが低温脆弱性に関わっていることが考えられる。本研究では芽・葉の水利用に関する生理特性変化から展葉に至る吸水・膨張プロセスを明らかにし、低温脆弱性への関与について考察する。山形県内月山において季節ごとに採取したブナの芽および葉について、含水率の時系列変化から展葉に至る吸水を調べ、P_V曲線法を用い体積弾性率(ε)などの生理特性を求めた。並行して- 3°Cと-8°C の低温に芽や葉を一晩曝露し、低温脆弱性の季節変化と展葉との関連を調べた。展葉時の高い吸水性にはεの低下が関係しており、この時期の- 3°Cへの曝露に対し芽や葉の損傷率が一時的に増加した。εの低下によって芽や葉が柔軟になることが低温脆弱性に関与することが示唆された。 |
| 著者氏名 | ○庄司森1 ・ 吉村謙一2 |
| 著者所属 | 1岩手大学大学院連合農学研究科 ・ 2山形大学農学部 |
| キーワード | 芽吹き, 水利用特性, 葉拡大, 冷温帯林, 晩霜害 |
| Key word | bud break, water relation, leaf expansion, cool temperate forest, late frost damage |