第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

生理部門[Tree Physiology]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PG-13
発表題目 呼吸商とマスバランス法を用いた幹表面CO_Fluxの日中低下要因の探索
Exploring factors causing diurnal stem CO_ Efflux using ARQ and mass balance method.
所属 静岡大学大学院
要旨本文 幹表面CO_放出速度(EA)は、樹液流によるCO_の輸送やPEPC、樹皮光合成による再固定の影響を受けて実際の呼吸速度(RS)を過小評価する可能性があるが、各要因の寄与は未解明である。本研究では、酸素(O_)の水への溶解度が低いことに着目した見かけの呼吸商(ARQ)と、樹液流と幹内部CO_濃度変化に基づいたマスバランス法を用いて、EA低下する要因を明らかにすることを目的とした。 静岡大学南アルプスフィールドのブナを対象に、チャンバー法を用いて幹表面のO_吸収速度(IA)とEAを同時に測定し、両者の比であるARQを算出した。併せて、同個体でマスバランス法を用いて、CO_輸送量(FT)および貯留変化量(ΔS)を定量した。 観測の結果、EAは日中に低下したが、IAにはそのような低下は見られなかった。日中にFTが増加しており、またARQも樹液流が増加する日中に低下し、物理的なCO_持ち去りの影響が示唆された。一方で、樹液流の停止する夜間にARQは1.0を下回ったことから、PEPC等によるCO_再固定も常時寄与している可能性がある。
著者氏名 ○喜多晃充1 ・ 飯尾淳弘2
著者所属 1静岡大学大学院総合科学技術研究科 ・ 2静岡大学農学部
キーワード 幹表面CO_Flux, ARQ, マスバランス法
Key word stem CO2 Efflux, ARQ, mass balance method