第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PF-8 |
| 発表題目 | 雄性繁殖量の空間配置と非等方向性の花粉散布が花粉親の多様性に及ぼす影響 Effects of spatial configuration of male fecundity and anisotropic pollen dispersal on pollen parent diversity |
| 所属 | 三重大学大学院 |
| 要旨本文 | 風媒性の花粉散布を示す樹種では、交配は集団内の繁殖木の雄性繁殖量(花粉生産量)の個体差や風向きによる花粉の散布方向の偏り(非等方向性)から影響を受ける。しかし、それらの要因はこれまで個別に検討され、複数の要因を同時に考慮した際の交配パターンへの影響は整理されて検討されていない。本研究は、それらを同時に考慮した場合の花粉散布パターンが花粉親の多様性(Nep)に及ぼす影響を分析することを目的とした。はじめに樹木の仮想集団を生成し、その集団内の雄性繁殖量の個体差を設定した。次に、雄性繁殖量の異なる個体の空間配置と花粉散布(等方向性・非等方向性の2通り)のシミュレーションを行なった。その結果、非等方向性の花粉散布パターンにおける花粉親の多様性は、雄性繁殖量の個体差がなく、花粉が等方向に散布される場合(帰無モデル)よりも最大で70%低下した。花粉親の多様性は、遠距離散布の機会、雄性繁殖量の個体差、非等方向性の強さと有意な関係性が認められた。風上に繁殖量の多い個体が集中した場合は一部の個体が交配を優占して花粉親の多様性が著しく低下し、風下に集中した場合は花粉親の多様性の低下が緩和されることが示唆された。 |
| 著者氏名 | ○山田健太郎 ・ 鳥丸猛 |
| 著者所属 | 三重大学大学院生物資源学研究科 |
| キーワード | 花粉散布, 非等方向性, 雄性繁殖量, シミュレーション, 花粉親の多様性 |
| Key word | pollen dispersal, anisotropy, male fecundity, simulation, pollen parent diversity |