第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PF-45
発表題目 エゾマツ交配園から採取した種子について-充実率に及ぼす要因について-
About seeds produced from a crossing orchard of Picea jezoensis -factors affecting percentage of storage efficiency-
所属 森林総合研究所林木育種センター
要旨本文 エゾマツは北海道において針葉樹林の主要樹種であり、精英樹も148個体選抜されている。しかしながら、これら精英樹の着花の特性やそれに関連したクローン特性もわかっていない。演者は、昨年のこの大会で精英樹60クローンを利用して1999年に造成した採種園(合計266本)において2019年~2024年に採取した球果数やその重さの年次変動、及び種子重や種子の充実率について発表した。今回は2023年と2024年に採取した種子の充実率についてクローン間差を調べるとともに、樹高と植栽場所との関係にも着目し解析した。その結果、個体ごとの種子の平均充実率はそれぞれの年次において30.2%及び52.2%と大きな差がみられ、クローン間でもそれぞれ9~72%および26~80%と大きく変動した一方で、ラメート間での変動が小さいクローンも多く存在した。また、2024年次では、種子の充実率は樹高に対して負の相関を示し、また両年とも植栽箇所の南側でもその充実率は低下した。したがって、種子の充実率はクローンの特性がある一方で空間的な要因にも左右されるものと思われた。
著者氏名 ○加藤一隆
著者所属 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター北海道育種場
キーワード エゾマツ, 交配園, 種子, 充実率
Key word Picea jezoensis, crossing orchard, seeds, storage efficiency