第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PF-44
発表題目 カラマツ球果の採取時期による種子脱粒数の変化
Variation of number of shed seeds by cone collection time of Japanese Larch
所属 岩手県林業技術センター
要旨本文  岩手県のカラマツ採種園における採種適期を検討するため、時期別に採取した球果からの種子脱粒数の変化を、球果の乾燥程度に着目して調査した。2025年の異なる4時期(8月上旬、9月上、中、下旬)に、岩手県南部に位置する江刺採種園で4クローンから球果を採取した。採取した球果は、人工乾燥(温度20℃、湿度20%)および自然乾燥(屋内外の据置)の2条件で乾燥した。乾燥期間は、採取後から、人工乾燥では種子の脱粒がほとんど確認できなくなる迄(1回の測定で10粒未満/球果4個)、自然乾燥では12月中旬迄とした。その間、概ね週1~2回、球果に振動を与え種子の脱粒数を計測した。 種子の脱粒数は、採取時期や球果の乾燥程度で異なった。特に、8月上旬採取では、他時期に比べ、最終的な種子の脱粒数が少なく、人工乾燥においては脱粒数が安定するまでの期間が長かった。このことは、採取時期が早すぎると、球果からの種子の脱粒性が悪く、得られる種子数が少なくなるとともに、乾燥期間が長くなる可能性を意味する。種子生産を目的とした採種園等からの採種適期の検討にあたっては、種子の脱粒性についての考慮が必要になると考えられる。
著者氏名 ○丹羽花恵 ・ 蓬田英俊
著者所属 岩手県林業技術センター
キーワード 種子脱粒数, 採取時期, カラマツ
Key word number of shed seeds, cone collection time, Japanese Larch