第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PF-42
発表題目 閉鎖型採種園におけるジベレリン処理時期の差異がスギ花芽形成に及ぼす影響
The Effect of Different GA_ Treatment Timings on Cryptomeria japonica Flower Bud Formation in a Closed Seed Orchard
所属 島根県中山間地域研究センター
要旨本文  スギ開放型採種園では、7月のジベレリン処理で雄花が、8月の処理では雌花の着花が多くなるとされているが、閉鎖型採種園内は露地よりも高温となるため、最適な処理時期が異なる可能性がある。松江市内のスギ閉鎖型採種園内において、2024年4月15日~9月2日まで15日間隔で計10回、樹体全体に100ppmのジベレリン水溶液を散布した。各処理時期の供試本数は4~6本とし、1本につき10枝について調査した。翌年1月~3月、各枝の当年に伸長が認められたシュートについて雄花・雌花形成の有無を調査した。そして雄花・雌花形成シュート率(%)=(雄花・雌花形成シュート数/総シュート数)×100を算出した。雄花形成シュート率は7月2日~8月19日で72~81%(無散布区:33%)と高かった。一方、雌花形成シュート率は6月4日が21%と最も高く、ついで7月2日が8%(無散布区:1%)と高かった。本調査から、閉鎖型採種園においては、7月~8月の処理で雄花が多く形成され、6月と早い時期の処理でも雌花が多く形成されることが確認された。このことから、閉鎖型採種園におけるジベレリン処理の適期は開放型採種園と必ずしも一致しないと言えた。
著者氏名 ○庄司優太 ・ 陶山大志
著者所属 島根県中山間地域研究センター
キーワード 着花促進, 根圏制御栽培, 花粉症対策
Key word Flowering promotion, Root-zone management cultivation, Hay fever measures