第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PF-41
発表題目 スギ採種木の各器官への窒素配分比率:15Nトレーサー法による評価(予報)
Nitrogen allocation ratio to each organ of Japanese cedar seed trees: Evaluation using the 15N tracer method
所属 森林総合研究所林木育種センター東北育種場
要旨本文 スギ採種木の種子生産過程における窒素資源分配機構を明らかにするため、ジベレリン施用によって花芽形成を誘導したスギクローンを対象に15Nトレーサー試験を行った。種子生産に至ったクローン3個体を解体して採取した部位別試料をIRMSによって15N分析を行い、各器官の窒素吸収率を評価した。解体時のスギクローン3個体の地上部バイオマスの乾重は1個体あたり平均で約500gで、各器官のバイオマスは、当年および前年枝葉で50%、幹で28%、その他枝葉で11%、球果や雄花等の生殖器官で11%であった。一方、種子生産過程において地上部器官に吸収された窒素は、15N施用後に成長した当年および前年枝葉に67%、幹に14%、その他枝葉に9%、生殖器官に10%、それぞれ配分された。すなわち、種子生産過程において吸収された窒素は、15N施用後に形成され、成長した当年および前年枝葉に多く配分された一方で、幹やその他枝葉はバイオマスに比べて吸収された窒素の配分率は低くなっていた。
著者氏名 ○宮本尚子1 ・ 小野賢二2 ・ 野口亨太郎3
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター東北育種場 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所東北支所 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域
キーワード 窒素配分, 15Nトレーサー, 種子生産
Key word Nitrogen allocation, 15N tracer, seed production