第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PF-38
発表題目 スギ次代検定林における10年次根元曲がりが20年次幹曲がりに与える影響
Effects of Root Collar Crookedness at Age 10 on Stem Crookedness at Age 20 in Sugi(Cryptomeria japonica) Progeny Tests
所属 国研森林研究・整備機構森林総合研究所
要旨本文 スギ雪害抵抗性育種では、根元曲がりの改良に重点のおいており、幹の通直性に対する影響について評価は行われていない。本報告では、13検定林・137家系のデータを用い、10年次根元曲がりと20年次幹曲がり(5段階評価5:通直4:採材に影響なし3:採材に少し影響2:採材に影響する1:大きな曲がり)の関係を定量化し、根元曲がりが幹曲がりに及ぼす影響を検証した。ロジスティック混合モデルに空間自己相関(AR1)を組み込み、家系グループ(抵抗性品種・抵抗性候補木・精英樹・対照)と根元曲がりの交互作用を解析した。10年次根元曲がりは20年次幹曲がりの予測因子(全体平均傾き-0.74、p<0.01)であり、家系グループ別の影響度は抵抗性品種(傾き-1.30、P<0.01)、抵抗性候補木(傾き-0.95、P<0.05)、精英樹(傾き-0.90、n.s.)、対照(傾き+0.16、n.s.)であった。10年次根元曲がりは20年次幹曲がりに影響している考えられた。さらにROC解析により20年次幹曲がりの予測性能を評価し、10年次根元曲がりでAUC 0.8達成し、20年次幹曲がり良好個体(評価4以上)の予測は良好であった。
著者氏名 ○那須仁弥1 ・ 井城泰一1 ・ 三嶋賢太郎2
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター東北育種場 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター九州育種場
キーワード スギ, 根元曲がり, 幹曲がり, 次代検定林
Key word Cryptomeria japonica, Root Collar Crookedness, Stem Crookedness, Progeny Tests