第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PF-35 |
| 発表題目 | 和歌山県下から収集・増殖したクマノザクラの開花特性 Flowering characteristics of Cerasus kumanoensis collected and propagated in Wakayama Prefecture |
| 所属 | 和歌山県林業試験場 |
| 要旨本文 | クマノザクラは2018年に発表された野生種であり、観賞目的での利用が期待されている。クマノザクラの開花時期や花色、花径は多様であり、個体間に大きな差異がみられることから、観賞価値の高い系統を選抜することを目的とした。これまで、和歌山県内に生育するクマノザクラから優良と思われる71個体を収集・増殖し、育成した苗木を同一植栽地に移植した。本報では、移植後2年以上経過した幼齢木の開花特性について報告する。増殖は挿木及び接木により行った。クローン増殖は挿木よりも接木の得苗率が高かった。挿木苗は苗齢4年で開花が確認されたのに対し、接木苗は2年から開花し始め、3年で着花数50以上の個体は11系統確認できた。2024年春に開花を確認した51系統118本の開花開始確認日は3/6~4/2で、開花の早い個体と遅い個体で20日以上の差がみられた。開花個体の花色や花径は、母樹で観察された花と概ね似通っていた。これらの情報は、特徴のあるクマノザクラの選抜に貢献するだけでなく、開花時期や花つきなど多様な観賞ニーズに対応できると考えられる。 |
| 著者氏名 | ○山下由美子1 ・ 松久保康輔1 ・ 大谷美穂2 ・ 的場彬通3 ・ 勝木俊雄4 |
| 著者所属 | 1和歌山県林業試験場 ・ 2元和歌山県林業試験場 ・ 3和歌山県農林水産部 ・ 4国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所九州支所 |
| キーワード | 開花フェノロジー, 開花量, クマノザクラ, 挿し木, 接ぎ木 |
| Key word | flowering phenology, flowering amount, Kumano cherry, cutting, grafting |