第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PF-31
発表題目 常緑・落葉樹交雑集団における葉型および遺伝的変異
Leaf type and genetic variations of a hybrid population between evergreen and deciduous shrubs
所属 千葉大学
要旨本文 森林を構成する樹木の葉は「落葉・常緑」に大別できる。落葉は特定の季節に葉を落葉させ光合成を停止し蒸散を抑えることで、低温や乾燥による枯死から逃れる役割がある。一方で、常緑は長い葉寿命に伴い光合成量を増加させる利点を有する。日本を含む北半球の中緯度地域は、落葉広葉樹を主体とする森林と葉寿命が1年以上の常緑広葉樹(照葉樹)を主体とする森林の境界地域に位置する。この落葉・常緑の進化は複数の科や属で繰り返し生じていることから、植物における収斂進化の代表例として知られ、気候に関連して落葉・常緑であることの利点が存在することを明示している。本研究では、落葉・常緑性近縁種の交雑集団を対象として葉寿命(葉質)の適応進化過程およびその遺伝的基盤を解明することを大目標とし、交雑集団における交雑パターンおよびそれに伴う表現型の分離パターンを評価した結果を発表する。対象種はツツジ科ツツジ属のオンツツジ(落葉)およびサクラツツジ(常緑)であり、高知県の1カ所に推定交雑集団が知られている。交雑パターンは、dpMIG-seqを用いた一塩基多型で評価し、表現型は両種で分離が見られる葉の関連形質に加え、花色も評価の対象に加えた。
著者氏名 ○渡辺洋一1 ・ 本田琉希也2 ・ 出口亜由美1 ・ 齋藤拓巳2 ・ 池田駿1 ・ 百原新1 ・ 阪口翔太3
著者所属 1千葉大学大学院園芸学研究科 ・ 2千葉大学園芸学部 ・ 3京都大学大学院人間・環境学研究科
キーワード ツツジ属, 交雑, 適応形質, MIG-seq
Key word Rhododendron, Hybridization, Adaptive trait, MIG-seq