第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PF-23 |
| 発表題目 | 蜂蜜に含まれる花粉のDNA分析の全国調査による植物資源の利用実態の解明 Nationwide survey using DNA analysis of honey pollen reveals actual use of plant resources |
| 所属 | 森林総合研究所 |
| 要旨本文 | 個体および集団として一度に大量の花を咲かせる樹木は、養蜂資源として重要である可能性がある。しかし、実際に蜂蜜がどのような植物の花蜜によって作られているのかは、ほとんど明らかになっていない。この様な情報は国内の蜂蜜の持続的な生産にとって欠かせない。そこで本研究では、全国各地で採取された蜂蜜を対象に、含有される花粉の網羅的種同定をDNA分析で行った。これまでに139人の養蜂家から334個の蜂蜜をお送りいただき、約半分の172個について分析を行った。合計395万本のDNA塩基配列から506属646種の植物分類群を同定した。サクラ属は最も検出頻度が高く136個の蜂蜜から検出され、続いてコナラ属、ネギ属、ウルシ属、アブラナ属、シイ属、クリ属、アレチウリ属、マタタビ属、ヒサカキ属が検出頻度が高い上位10属であった。このうち7属は樹木またはツル性木本、2属は農作物、1属は外来草本であった。多数の蜂蜜から樹木由来のDNAが検出されたことから、養蜂資源としての樹木の重要性が示唆された。一方、同定された506属のうち半数以上は数個の蜂蜜からのみ検出されたことから、蜂蜜は1個ずつ植物組成が異なり、地域ごとに利用される植物が異なることが示された。 |
| 著者氏名 | ○長谷川陽一1 ・ 滝久智2 |
| 著者所属 | 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所樹木分子遺伝研究領域 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所生物多様性・気候変動研究拠点 |
| キーワード | ハチミツ, 花粉, ミツバチ, DNAバーコーディング, 環境DNA |
| Key word | honey, pollen, honeybee, DNA barcoding, environmental DNA |