第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PE-7
発表題目 長野県根羽村ヒノキ人工林における広葉樹実生の発生状況
Occurrence of Broadleaved Tree Seedlings in a Japanese Cypress Plantation in Neba Village, Nagano Prefecture
所属 信州大学
要旨本文 長野県根羽村「水源の森」は、92年生のヒノキ人工林であり、針広混交林への転換が計画されている。一般に、母樹と前生稚樹の存在が混交林化の確実性を高めるとされるため、本研究では広葉樹の有無を考慮した毎木調査と実生調査を行った。約3 haのササ型林床の調査地に半径6 mの円形プロット13個を設置し毎木調査を、各円形プロット内に1 ・方形プロット5個を設置して実生調査を行った。その結果、サイズに関係なく半数以上が風散布型樹種であり、その約9割がヒノキ属であった。その他は多くが低木・小高木であり高木性広葉樹個体は少なく、さらにミズナラ母樹を含むプロットでもその実生はごく僅かであった。また、目的変数を実生個体数としたGLMによる解析により、プロット内の毎木調査での広葉樹個体数、実生調査用プロットでのササ被覆率が増加すると実生個体数が有意に増加した。しかし、母樹となり得る広葉樹の個体数は少なく、出現位置も限られた。以上のことから、本調査地における針広混交林化には、播種や植樹といった更新補助作業が必要であると結論づけられた。
著者氏名 ○石川咲伽1 ・ 岡野哲郎2 ・ 城田徹央2
著者所属 1信州大学大学院農学研究科 ・ 2信州大学学術研究院農学系
キーワード 針広混交林化, ヒノキ人工林, 実生
Key word Conversion to Mixed Conifer_Broadleaf Forests, Hinoki Cypress Plantation, Seedling