第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PE-62
発表題目 防鹿柵破損リスクの高い地点のCS立体図による判別
Discrimination of topographic characters involving failure of deer-proof fences by using CS 3D-map
所属 森林総合研究所
要旨本文 再造林地でのニホンジカ対策として西日本を中心とした無積雪地では防鹿柵が設置されることが多いものの、設置後には動物の干渉や落石・土砂移動によって柵が破損し動物の侵入を許すこともある。防鹿柵設置の際に破損しやすい場所を避けることができれば、その後の破損、さらには柵補修の労力や苗木被害を軽減できると期待される。そこで近年、林業現場でも利用がすすみつつあるCS立体図を利用して、防鹿柵が破損しやすい場所を判別できるか検証した。徳島県南部に設置された78か所の防鹿柵を点検して、破損地点のGPS座標を記録した。CS立体図のRGB (赤緑青) チャンネル値を説明変数、破損の有無を被説明変数としてロジスティック回帰をおこなった。地形に起因する破損地点のRチャンネル値は、破損のない地点、および動物や偶発的な原因による破損地点の値より低かった。地形に起因する破損はCS立体図のRチャンネル値が小さい場所、すなわち谷壁斜面や谷頭部で起こる確率が高いことが示された。防鹿柵を設計する際、CS立体図で青黒く表現される谷筋を避けることによって、地形に起因する破損を少なくできると示唆された。
著者氏名 ○大谷達也1 ・ 藤井栄2 ・ 梅崎康典3
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 ・ 2徳島県立農林水産総合技術支援センター ・ 3徳島森林づくり推進機構
キーワード ニホンジカ, 徳島県, 谷頭部
Key word shika deer, Tokushima, valley head