第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PE-60
発表題目 富山県産ヤナギ13種における挿し木発根率の種間および季節間比較
Comparison of cutting-rooting rates among species and seasons in 13 willow species from Toyama Prefecture
所属 富山県 農林水産総合技術センター森林研究所
要旨本文  多くのヤナギ類は、挿し穂からの発根性が高く、直挿しによる増殖が可能である。また、撹乱跡地にいち早く侵入する先駆樹種であり 速い初期成長を示す。これらの特性を活かし、治山事業地の緑化植物やバイオマス資源作物としてヤナギ類の利用が進められており、直挿しは実用上重要な増殖手法となっている。直挿しによる増殖の成否は挿し穂の発根性に依存するが、本県に自生するヤナギ類について、挿し穂の発根性を体系的に評価した例はない 。そこで本研究では、県内に自生する13種のヤナギ類を対象として夏季及び秋季に採取した 挿し穂からの発根性を調査し、各樹種の直挿し増殖の可能性を検討した。その結果、対象としたヤナギ類は、季節によらず発根率が高いもの (9種)、季節によらず発根率が低いもの(2種)、季節によって発根率が変化するもの(2種)の3タイプに分類され、直挿し増殖に適する樹種が明らかとなった。治山事業地などでヤナギ類の直挿しを行う際には、本研究で明らかとなった発根率が高い樹種のうち、利用目的に応じた生活形(高木・小高木・低木)で、事業地の立地に適合する樹種を選択することが重要である。
著者氏名 ○岡山侑子 ・ 中島春樹
著者所属 富山県農林水産総合技術センター森林研究所
キーワード ヤナギ属, 挿し木, 発根率, 樹種間差, 季節間差
Key word Salix, stem cuttings, rooting rate, interspecific variation, seasonal variation