第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PE-55
発表題目 省力下刈が実施された11年生造林地の状況
Status of the 11th-year plantation where labor-saving underbrush clearing was implemented
所属 山梨県森林総合研究所
要旨本文 山梨県ではヒノキを植栽後6年間下刈を実施するが、これを削減できないか検討するため、2015年に以下の試験区を3つの調査地に設置した。従来の半分の期間下刈をする3回、従来の半分より1年短い期間の2回、一度も下刈をしない無下刈。植栽10年後の2025年にヒノキの樹高、DBH、試験区内の高さ2m以上の木本類(以下、競合植生)のDBHを計測した。結果は生存率ではどの区も8割生存していた。平均樹高は対照区が最も高く6.7m、無下刈が最も低く4.2mであった。3回は6.0m、2回は5.9mでこれら間に有意差は無く、対照区より優位に低く、無下刈より優位に高かった。BAを比較すると、対照区はヒノキ20m2/ha競合植生1m2/haとヒノキが優勢だが、無下刈は、ヒノキ3.4m2/ha競合植生11.9m2/haと競合植生が優勢であった。3回はヒノキ14.2m2/ha競合植生4.7m2/ha、2回はヒノキ12.4m2/ha競合植生4.7m2/haであり、2回でもヒノキが優勢になることが示された。樹高の低下が将来どこまで影響するかは今後の課題だが、2~3回の下刈でも植栽木が優勢になることが示された。
著者氏名 ○長谷川喬平
著者所属 山梨県森林総合研究所
キーワード 下刈省力, 低コスト造林, ヒノキ
Key word Reduced Weeding Effort, Low-cost Silviculture, Japanese cypress