第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
造林部門[Silviculture]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PE-47 |
| 発表題目 | 高齢級ヒノキ過密林における上層間伐に対する直径成長の応答 Response of diameter growth to overstory thinning in an overmature and densely stocked Japanese cypress stand |
| 所属 | 岐阜県森林研究所 |
| 要旨本文 | 過密な高齢人工林の施業方針を検討するため,約50年間無間伐で推移してきた97年生のヒノキ人工林で上層間伐を実施し,間伐後10年間の成長と樹冠の応答を調査した。調査地は岐阜県東白川村にある低地位(5段階中3~4)の林分(標高490 m,斜面傾斜34°,土壌型BD(d))で,調査項目は期首(97年生時),5成長期後(102年生時),期末(107年生時)の毎木調査,ならびに期首・期末の両時期における現存量調査である。間伐により林分の胸高断面積合計は大きく減少したが,残存木の胸高直径成長が促進され,長期間無間伐であった高齢林分においても,間伐に対する成長の応答が認められた。調査期間の前期(期首~5成長期後)と後期(5成長期後~期末)を比較すると,直径成長は後期の方が顕著で,間伐効果の発現には時間を要する可能性が示された。一方,樹高や樹冠構造(樹冠長,樹冠幅)には明瞭な変化は認められず,樹冠拡張が直径成長を直接的に促進したとは判断できなかった。しかし,2時点の現存量調査の比較からは,葉量の増加が示唆された。以上の結果から,樹冠拡張を伴わない葉量変化が直径成長の応答に関与した可能性が考えられた。 |
| 著者氏名 | ○渡邉仁志 |
| 著者所属 | 岐阜県森林研究所 |
| キーワード | 樹冠構造, ヒノキ, 高齢・過密林, 間伐効果, 直径成長 |
| Key word | crown structure, Chamaecyparis obtusa, overmature and densely stocked stand, thinning effect, diameter growth |