第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PE-45
発表題目 立地環境を用いた樹冠高の推定 ~十勝地域のカラマツ林を対象に
Canopy height estimation using site environmental factors: A case study of Larix forests in the Tokachi
所属 北海道立総合研究機構
要旨本文 北海道における人工林の地位算定は、従来、現地調査による上層樹高から地位指数を算出する方法が一般的であった。近年は、航空機LiDARにより取得された三次元点群から数値樹冠高モデル(DCHM)を構築し、DCHMの大規模データと林齢・立地環境(地形・気候)に基づく樹冠高推定モデルを作成して地位算定に活用する手法が注目されている。本研究では、事例数の少ないカラマツ人工林を対象に、北海道十勝地域における樹冠高推定モデルの構築事例を報告する。DCHMは航空機LiDAR由来データを25 m格子で集約して用い、ランダムフォレスト回帰により林齢および立地環境との関係からモデルを構築した。その後、バイアス補正によりモデル精度の改善を図った。結果として、既往のスギ人工林の事例と比較して、カラマツ人工林では林齢の寄与度が高いことが示された。さらに、光学衛星(Sentinel-2)を用いた教師付き分類により不成績人工林(広葉樹化区画)を除外することで、樹冠高推定精度が向上した。不成績人工林が多い地域では、DCHMを直接利用するのではなく、前処理により不成績区画を除外することでモデル精度が向上する可能性が示唆された。
著者氏名 ○蝦名益仁
著者所属 北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場
キーワード 樹冠高, 立地環境, レーザ計測
Key word DCHM, site environmental, LiDAR