第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PE-42
発表題目 植栽後11年目のコンテナ苗と裸苗では成長や倒伏抵抗性は異なるのか?
Do containerized and bare-root seedlings differ in growth and uprooting resistance after 11 years?
所属 兵庫県立農林水産技術総合センター
要旨本文 コンテナ苗は再造林の低コスト化に貢献できることから、生産本数が増大している。コンテナ苗の初期成長については、多くの知見が集積している一方、植栽後10年以上の成長や根系が関与すると考えられる倒伏抵抗性についての知見はまだ得られていない。本研究は、植栽後11年目のコンテナ苗と裸苗の成長及び倒伏抵抗性の差異を明らかにすることを目的とした。樹種はスギとヒノキである。スギの平均高はコンテナ苗97.6cm、裸苗968.0cm、平均DBHはコンテナ苗16.7cm、裸苗117.4cmとなり、苗木の種類による差異はなかった。ヒノキの平均高はコンテナ苗68.6cm、裸苗700.0cm、平均DBHはコンテナ苗10.0cm、裸苗12.7cmとなり、平均DBHのみに苗木の種類による有意差が見られた。直近2年間の両種の成長量は、高さ、DBH共に苗木の種類による差はなかった。植栽後11年目における材積指標(高さ×DBH2)と引き倒しモーメントの関係式は、スギ、ヒノキ共に苗木の種類による差異はなかった。本結果より、植栽から10年以上が経過したスギ、ヒノキのコンテナ苗は裸苗とほぼ同等の成長が見られ、倒伏抵抗性においても苗木の種類に関係なく同等の力を有することがわかった。
著者氏名 ○藤堂千景 ・ 中川湧太 ・ 伊東康人
著者所属 兵庫県農林水産技術総合センター
キーワード 苗木成長, 植栽, 引き倒しモーメント, スギ, ヒノキ
Key word Seedling growth, Planting, Critical turning moment, Cryptomeria japonica, Chamaecyparis obtusa