第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PE-41
発表題目 単木防除を実施した植栽木における樹冠サイズの経年変化
Annual changes in crown size of planted trees treated with treeshelters
所属 兵庫県立農林水産技術総合センター
要旨本文 シカによる植栽木の採食対策としては、防護柵や単木防除が広く用いられている。防護柵では、成長量や樹冠サイズについて多くの知見が集積されている一方、単木防除ではそれらの知見は十分に得られていない。そこで、本試験では単木防除を実施した植栽木における6~10年生の成長量及び、その経年変化を明らかにした。用いた樹種は、スギ、クリ、アカマツであった。単木防除は7資材を、対照区とした防護柵は金網製を用いた。6年生時から、毎年6月に樹高、1.8m直径、樹冠幅(2方向)を計測した。6~10年生における連年樹高成長量は、スギ、クリ、アカマツが単木防除(7種平均)で53、27、41 cm 年-1、防護柵で55、23、53 cm 年-1であった。また連年樹冠サイズ成長量も、スギ、クリ、アカマツが単木防除(7種平均)で0.7、1.5、1.2 m2-1、防護柵で0.8、0.9、2.4 m2-1であった。両成長量とも、単木防除を実施したアカマツは、防護柵内のものに比べ有意に小さかった(p<0.05)。これらのことから、枝が広がりやすい樹種では、単木防除を実施した場合、防護柵内に比べ成長が緩やかとなることが示唆された。
著者氏名 ○中川湧太1 ・ 藤永貴也2 ・ 伊東康人1 ・ 藤堂千景1
著者所属 1兵庫県立農林水産技術総合センター森林林業技術センター ・ 2兵庫県治山課
キーワード 成長動態, 樹冠疎密度, ツリーシェルター
Key word Growth dynamics, Canopy density, Treeshelter