第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
造林部門[Silviculture]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PE-4 |
| 発表題目 | 中央アルプス亜高山帯常緑針葉樹の老齢林と二次林のバイオマスの空間変動 Spatial variation in biomass of old-growth and secondary evergreen conifer forests in the subalpine zone of central alps |
| 所属 | 信州大学 |
| 要旨本文 | 中央アルプスの攪乱から約70年経過した亜高山帯常緑針葉樹の二次林では、地上部バイオマス量が林分発達段階の影響を受けることが明らかにされている。本研究では、この二次林がどのように発達をしていくのかを検討するために、中央アルプス亜高山帯常緑針葉樹の老齢林における地上部バイオマス量の推定を行った。調査地は中央アルプスの3つの登山道沿いの老齢林である。標高2000m~2400mの間で、それぞれ3か所に10m×10mの調査区を設定し、胸高直径と樹高を測定した。バイオマス量の推定には文献から得た式を用いた。その結果、老齢林の本数密度は二次林より少ないが、個体当たりの地上部バイオマス量は大きかった。ha当たりの地上部バイオマス量は老齢林と二次林との間で大きな差はなかった。本数密度と個体当たりの地上部バイオマス量との関係をy=a/xの式で近似するとaの値は237となり、全調査地の地上部バイオマス量の平均値234ton/haとほぼ一致した。以上の結果から、中央アルプスの二次林では本数密度を減らしながら、個体当たりの地上部バイオマス量を増加させていくが、森林全体の地上部バイオマス量はほぼ変化せずに老齢林に近い構造へ移行していくと考えられる。 |
| 著者氏名 | ○亀井優志1 ・ 小林元2 |
| 著者所属 | 1信州大学学術研究院農学系 ・ 2信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター |
| キーワード | 森林動態, 攪乱, 本数密度, 標高, シラビソ・オオシラビソ |
| Key word | Forest dynamics, Disturbance, Density, Elevation difference, Abies veitchii・Abies mariesii |