第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PE-23
発表題目 森吉山麓高原ブナ林長期モニタリングサイトの森林動態
Beech forest dynamics at the long-term monitoring site in Moriyoshi high land
所属 秋田県林業研究研修センター
要旨本文 森林の大規模かつ長期のモニタリングは、その更新の仕組みや動態を実証する上で重要である。著者らは2020年に秋田県北秋田市森吉山麓高原に7.43haのブナ長期大規模モニタリングサイトを設定した。設定時(1回目)および設定後概ね5年時(2回目)に、胸高周囲長15cm以上の全樹木の胸高周囲長を測定し、その動態について胸高断面積(BA)および地上部バイオマス(AGB)の変化に注目して解析を実施した。調査区内の樹木の平均胸高直径は1回目16.7(4.8_132.3)cm、2回目17.6(4.8_133.6)cmとやや増加していた。立木本数は1回目7,374本、2回目6,796本となっており、概ね5年間で578本減少した。一方でBAは39.3m2/haが39.7m2/haに、AGBは253.1Mg/haから257.2 Mg/haに増加していた。これらBAやAGBの値は同じ冷温帯ブナ林に設定された既存の大規模研究と同程度かやや大きい値となっていた。サイズ別に解析した結果、BAやAGBは大サイズ(≧50cm DBH)がほぼ横ばいで推移した一方で、中サイズ(15_50cm DBH)がやや増加していた。調査間にDBH1mクラスの枯損も観察されたが、生存した大サイズ個体や中サイズ個体の成長がその枯損分を補い、林分全体の成長に寄与したと考えられた。
著者氏名 ○新田響平 ・ 丹羽奎太 ・ 和田覚
著者所属 秋田県林業研究研修センター
キーワード 長期継続研究, 冷温帯, 秋田
Key word long-term forest dynamics study, Cool temperate forest, Akita