第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PE-19
発表題目 スギ・ヒノキコンテナ苗の灌水調節に対する生理的応答を評価する手法の比較
Methods for evaluating physiological responses to irrigation treatments in containerized Sugi and Hinoki seedlings
所属 森林総合研究所
要旨本文 スギ・ヒノキコンテナ苗の土壌乾燥に対する応答を明らかにするため、灌水を調節する実験を行った。実用性を考慮して、採取した試料を一定期間保管した後でも測定可能な指標について検討した。試験は2017年9月に森林総研関西支所において実施した。材料は2年生実生のコンテナ苗で、灌水頻度とその継続期間を違えた8処理区を設けた。処理前および62日間の処理後にシュートを採取した。測定は乾燥試料について質量分析器を用いて炭素安定同位体比を測定した。また、凍結試料について、処理前には浸透圧計を用いて搾汁液の浸透ポテンシャルを測定した。処理後にはサイクロメータを用いて刻んだシュートの水ポテンシャルを測定し、浸透ポテンシャルとした。その結果、炭素安定同位体比について、処理後にスギではヒノキより値が低い傾向があった。また、スギでは期間中の灌水日数が少ない処理区ほど値が高い傾向があったが、ヒノキでは処理区間の違いは小さかった。一方、浸透ポテンシャルについて、処理前の搾汁液の値はスギがヒノキより低かった。処理後については、刻んだシュートでは傾向は明確でなかった。これには凍結試料の準備および測定手法に起因する問題が考えられた。
著者氏名 ○齋藤隆実1 ・ 山下直子2 ・ 中下留美子3 ・ 小笠真由美2 ・ 奥田史郎4 ・ 飛田博順4
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所四国支所 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所関西支所 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所野生動物研究領域 ・ 4国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所植物生態研究領域
キーワード 炭素安定同位体比, 浸透ポテンシャル, サイクロメーター
Key word Carbon isotope ratio, Osmotic potential, Psychrometer