第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
造林部門[Silviculture]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PE-15 |
| 発表題目 | 異なる光環境に対するヤブツバキ苗の応答 Response of Camellia japonica seedlings to different light conditions. |
| 所属 | 岩手大学大学院 |
| 要旨本文 | 震災後,岩手県沿岸地域ではヤブツバキ(以下,ツバキ)の植栽事業が行われているが,強光によるツバキ苗の生育抑制が経験的に知られていた。ツバキの生育と光環境との関係については不明な点が多いことから,本研究では異なる光環境がツバキ苗の成長に与える影響を調査した。岩手大学の圃場に遮光率0%,30%,70%,95%区を設置し,ツバキ苗(鉢植え,樹高約50 cm)を各区24本用意して2年間遮光試験を実施した。その結果,0%,30%区(明条件)では成長は良好なものの葉が赤変し,Fv/Fm値が低くなった。この結果は強光下での光阻害の可能性を示唆する。一方,70%区では光阻害の徴候は見られなかった。1年目は明条件で2年目に70%区へ移動させた個体は,葉の色が赤から緑へ変わった。95%区では葉は緑色だったが,樹高・地際径ともにほとんど成長しなかった。以上より,ツバキが良好な生育状態を維持するためには70%程度の遮光が最も適しており,葉が赤変した個体でも70%程度で遮光すれば緑色に戻ることが示唆された。一般に植栽地は開放地であるため,70%から徐々に遮光率を下げ,強光に順化させることが重要であろう。 |
| 著者氏名 | ○相川ゆきえ1 ・ 真坂一彦2 |
| 著者所属 | 1岩手大学総合科学研究科 ・ 2岩手大学農学部 |
| キーワード | ヤブツバキ, 苗木, 光環境 |
| Key word | Camellia japonica, seedling, light condition |