第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PD-49
発表題目 TLSによる落葉広葉樹の幹および枝のバイオマス推定
Estimating Stem and Branch Biomass of Deciduous Broadleaf Trees Using Terrestrial Laser Scanning
所属 京都大学
要旨本文 古くから林業が行われてきた日本では、幹材積に関する膨大なデータが蓄積されてきた。近年、気候変動対策の観点から森林の炭素吸収源としての役割が注目され、枝や根を含む個体全体のバイオマスの正確な推定が求められている。バイオマス推定は、幹材積に拡大係数(幹材積に対する地上部体積の比)や容積密度などを掛ける方法が一般的であるが、この拡大係数に関する情報はほとんどない。樹木の形状は種によってある程度規定されるものの、樹高や競争環境に応じて変化することが知られており、同じ胸高直径や樹高であっても幹枝バイオマス比は変動すると考えられる。特に、広葉樹は針葉樹よりも樹形の変化が大きいことが知られている。そこで本研究では、ミズナラ80個体を対象に地上型LiDARを用いた非破壊的手法により幹枝バイオマスを推定し、樹高および競争が幹枝バイオマス比の変動に及ぼす影響を検証した。その結果、樹高と競争単独では幹枝バイオマス比を説明しなかったが、交互作用があり、競争効果はサイズ段階によって異なった。被陰された小径木では競争下で枝への配分を高める一方、林冠木では競争により幹への配分が高まる傾向が見られた。
著者氏名 ○南律子1 ・ 竹重龍一2,3 ・ 大西信徳4,1 ・ 小野田雄介1
著者所属 1京都大学農学研究科 ・ 2大阪公立大学理学部生物学専攻 ・ 3国立環境研究所生物多様性領域 ・ 4DeepForest Technologies 株式会社
キーワード 地上部バイオマス, 地上LiDAR, 枝バイオマス, アロメトリー
Key word Above Ground Biomass, Terrestrial Laser Scanning, Branch Biomass, Allometry