第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2026年3月18日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PD-48
発表題目 春日山原始林におけるLiDARを用いた巨木の健全度広域評価
Broad-scale assessment of the health of large trees in Kasugayama Primeval Forest using airborne LiDAR
所属 大阪公立大学
要旨本文 特別天然記念物の春日山原始林は、春日大社の神域として1000年以上禁伐とされてきた歴史を持ち、原生的な常緑広葉樹林が約250ha残存する。一方、長年にわたる高いシカ食害圧や近年の外来樹木の拡大により、優占種であるシイ・カシ類の更新不良が懸念されている。種子供給源として重要な胸高直径80cm以上の巨木については、2017年に全域調査が実施され、林床からの目視観察により健全度が5段階で定性的に評価されたが、多大な労力を要する点や指標の主観性といった課題があった。本研究では、LiDAR点群を用いた樹木健全度の定量的評価手法の開発と、その広域化を目的とした。2023年にUAV-LiDARにより約90haの点群データを取得するとともに、79個体の巨木について従来手法による健全度評価を実施した。樹冠表面高を基準に正規化した点群の鉛直分布指標を主成分分析により要約した健全度指標は、現地評価と有意な順序関係を示した。さらに、写真測量により作成したオルソモザイク画像から半自動的に抽出した単木の樹冠セグメントに対して健全度指標を算出することで、個体ベースで客観的かつ効率的な健全度地図の作製が可能となった。
著者氏名 ○竹重龍一1,2 ・ 鳥羽生真2 ・ 大西信徳2,3 ・ 小野田雄介2
著者所属 1大阪公立大学理学研究科 ・ 2京都大学大学院農学研究科 ・ 3DeepForest Technologies
キーワード UAV, 天然林, ギャップ動態, 時系列解析
Key word UAV., Natural forest, Gap. dynamics, time-series analysis