第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PD-39
発表題目 宮城県南三陸町民有林において所有形態が森林管理に与える影響
The Impact of Ownership Structure on Forest Management in Minamisanriku Town's Publicly Owned Forests
所属 東京大学
要旨本文 わが国の私有林における小規模零細な所有構造は、管理放棄をもたらし、森林の多面的機能の喪失にもつながる課題である。宮城県南三陸町においてもこの問題が認識されているものの、所有形態と管理実態の関係は十分に定量化されておらず、施策立案を行う上での障壁になっている。本研究では、同町内の人工林を対象に、所有構造および環境・経済条件から管理放棄のメカニズムを明らかにする評価モデルの構築を目的とする。まず、小班データに紐づく所有者情報に基づき、空間的に隣接する同一所有者の小班を結合した「所有界」を定義し、南三陸町内における森林所有の現状を把握した。対象とした9175haが約1万所有界に分散し、各所有界の面積は平均で0.8haと、小規模零細な所有の実態が明らかになった。続いて、各小班の管理状況を目的変数とした分析を行った。説明変数には、所有界の面積や形状を含む所有形態指標に加え、標高や路網アクセス等の環境・経済条件を採用した。解析には一般化線形混合モデル(GLMM)を用いた。本分析を通じて、どのような条件が管理放棄に影響しているか明らかにし、集約化の優先順位を判定する上での参考とすることを目指したい。
著者氏名 ○坂本竜哉1 ・ 山田祐亮2 ・ 広嶋卓也1
著者所属 1東京大学大学院農学生命科学研究科 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域
キーワード 民有林, 森林所有, 土地細分化, 森林管理, 森林GIS
Key word Publicly Owned Forest, Forest Ownership, Land Parcelization, Forest Management, Forest GIS