第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PB-7
発表題目 滋賀県比良山麓の里山における景観認識と保全意識の関係
Relationships between landscape perception and conservation awareness in Satoyama of the Hira Mountain Range
所属 京都大学大学院
要旨本文 近年、人と自然が互いに支え合う「自然共生」が注目されている。里山は、人々の暮らしや生業を通じて形成・維持されてきた二次的自然であり、自然共生を体現する景観であるが、資源利用の低下や高齢化などにより劣化や管理放棄が進行している。本研究では比良山麓の里山を対象に、地域に関わる人々の景観認識と保全意識を明らかにした。大津市木戸・小松地区においてアンケート調査を実施し、10項目の里山価値をリッカート尺度で評価し、属性・経験との関係を分析した。さらに写真投影法の枠組みに基づく写真調査を行い、「好き」「大事」「将来に残したい」景観の写真とキャプションを用いてテキストマイニングと景観構成要素の分析を行った。その結果、「生き物や自然そのものの存在」「景観の美しさ」「人と自然の共生」が特に高く評価されたが、その要因は自然体験の有無や地域との関わりの頻度など多様であった。好まれる里山景観は山から水辺までの広がりや季節性を含み、大事・残したい里山景観は棚田や農作業、神社や祭りなど人と自然・地域の関係性を示す要素が多く、里山が人々の自然との関係性や暮らし・文化を内包する景観として評価されていることが示された。
著者氏名 ○橋本優花1 ・ 深町加津枝2
著者所属 1京都大学大学院地球環境学舎 ・ 2京都大学大学院地球環境学堂
キーワード 里山, 景観認識, 保全意識
Key word Satoyama, landscape perception, conservation awareness