第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PB-6 |
| 発表題目 | 滋賀県大津市の里山における孤立木の分布と利用 Distribution and use of isolated trees in the Satoyama Landscapes of Otsu City, Shiga Prefecture |
| 所属 | 京都大学大学院 |
| 要旨本文 | 里山地域では、孤立木や孤立小規模樹林地(孤立木等)が景観を構成するとともに、多面的に利用され人々の暮らしを支えてきた。しかし近年、生活様式の変化や土地開発により、こうした樹木が減少し、地域固有の里山景観や利用の特色が失われつつある。従来研究においては、樹木の分布と実際の利用との関係を複合的に検討した研究は少なく、近接地域間での比較は十分ではない。そこで本研究では、滋賀県大津市に位置する旧仰木村平尾と旧木戸村南船路・北船路・守山の2地域を対象に、孤立木等の分布状況と利用実態を明らかにすることを目的とする。分布調査の結果、平尾では孤立木等が水田を中心に広く分布し、南船路・北船路・守山では住宅地や湖岸沿いに偏在しており、2地域で構成樹種が異なる傾向が確認された。聞き取り調査の結果、日用品や生活環境、生業に関わる利用は減少した一方、食や祭礼・年中行事を通じた利用は現在も継続していることが明らかとなった。また、水田畦畔への植栽や防風林の発達など地域ごとの特色が捉えられた。これらの違いには、森林との距離や風環境などの環境条件に加え、生活・生業・文化の在り方の差異が影響していると考えられる。 |
| 著者氏名 | ○川東夏子1 ・ 深町加津枝2 |
| 著者所属 | 1京都大学大学院農学研究科 ・ 2京都大学大学院地球環境学堂 |
| キーワード | 里山, 樹木利用, 文化的景観, 地域資源 |
| Key word | Satoyama landscape, tree use, cultural landscape, local resources |