第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PB-4
発表題目 循環葬__:自然葬による社寺林における生物多様性創出
Junkanso__: Enhancing biodiversity of shrine/temple forests through natural burial
所属 神戸大学
要旨本文 近年の少子化傾向にともない、無縁墓や墓じまいの件数が年々増加している。at FOREST株式会社が運営する自然葬である「循環葬__」は、遺骨を粉砕して森林土壌と混ぜ合わせて土中に直接埋葬、墓標をつくらないため自然葬に最も近い埋葬の方法である。さらに、埋葬する森林を遷移後期の天然林として永続的に維持することを目的としているため、寺有林の持続的な保全と同時に、維持管理費を生み出す収益化が可能である。本研究では、大阪府豊能郡能勢町の寺院における、循環葬の森林整備について報告する。循環葬を実施しているのは管理放棄されたヒノキ人工林である。個体数の半数を占めるヒノキの他、アセビやムラサキシキブなど12種の広葉樹から構成されていた。一方で隣接する天然林では、ヒノキの個体数は全体の約3割に留まり、ヒサカキやカゴノキ、シロダモなどの常緑樹など広葉樹22種がみられた。天然林の多様度指数(H'=2.53)はヒノキ人工林(H'=1.73)に比べて高かった。今後は植生類似度の計算と管理シミュレーションを行い、循環葬を実施しているヒノキ人工林を天然林に近い植生へと誘導する管理方法について検討する。
著者氏名 ○八板真和子1 ・ 小池友紀2 ・ 正木雄太2 ・ 石井弘明1
著者所属 1神戸大学大学院農学研究科 ・ 2at FOREST株式会社
キーワード 森林保全, 持続的管理, 収益化
Key word forest conservation, sustainable management, monetization