第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PB-20 |
| 発表題目 | 淀川流域における火祭りの分布と自然資源利用 Distribution of fire festivals and natural resource utilization in the Yodo River Basin |
| 所属 | 京都大学大学院 |
| 要旨本文 | 火祭りなどの森林と関わる伝統行事は、自然環境や地域の文化と密接に関わっている。森林や水辺などの自然資源の中から用途に見合う性質をもつものが調達、加工される中で伝統知が育まれてきた。そして、毎年必要な自然資源を持続的に利用するため、長期的な視点での資源管理の仕組み、生態系の管理技術などが必要になってきたと考えられる。本報告は、2府4県にまたがる淀川流域における火祭りの分布状況と自然資源利用の特徴を明らかにすることを目的とする。淀川流域では山林等が約46%、農地が約26%、宅地等の市街地が約22%を占める。火祭りは淀川流域全体に分布し、京都市内や滋賀県湖東地域などに集中する傾向がみられた。火祭りに関連する信仰には、氏神信仰、お盆の精霊送り、愛宕信仰などがあった。自然資源を調達して行う火祭りは、都市近郊の森林や山間部、琵琶湖岸、河川沿いなどに分布していた。主な自然資源はアカマツ、スギ、フジなどの森林からの資源、ヨシ、ハンノキなど水辺からの資源、稲藁や菜種ガラなど農業と結びついた資源であった。自然資源の調達、加工には、地域社会や氏子などの信仰組織など人的ネットワークが重要な役割を果たしてきた。 |
| 著者氏名 | ○深町加津枝1 ・ 劉大可2 ・ 中井美波1 ・ 大崎理沙1 ・ 大原歩1 |
| 著者所属 | 1京都大学大学院地球環境学堂 ・ 2京都大学大学院農学研究科 |
| キーワード | 火祭り, 自然資源, 伝統文化 |
| Key word | fire festival, natural resource, traditional culture |