第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PA-6
発表題目 インドネシアの開発計画における森林政策の位置付け
The Status of Forest Policy in Indonesia's Development Plan
所属 東京大学大学院
要旨本文  インドネシアの森林は、開発の対象であると同時に、炭素吸収や地域住民の生計基盤など多くの機能を担う空間であり、多様な政策介入が行われてきた。近年は特に、炭素クレジット制度を通じた資金動員や、社会林業制度を通じた住民参加・権利付与と結びつき、政策上の重要課題として位置付けられている。しかし、森林政策の優先順位が高くても、制度整備や予算措置が伴わなければ実装段階で周縁化され得る。また分権体制下では、国家目標が州計画へ翻訳される過程で重点や政策手段が変容し、一貫性が損なわれる可能性がある。本報告は、開発の指針となり、5年ごとに定められる国家中期開発計画(RPJMN)および州中期開発計画(RPJMD)における森林政策の位置付けと実装を概観することを目的とする。具体的には、第一にRPJMNにおける国家優先事項等の記載を用いて森林政策の位置付けを整理する。第二に、中央カリマンタン州を事例にRPJMDおよび州の森林局/環境局の戦略計画を比較し、国家目標の翻訳の実態を検証する。第三に予算項目を分析し、森林政策関連支出と計画の対応づけを検討する。以上により、森林政策の位置付けと制度・財政上の裏付けの関連付けを試みた。
著者氏名 ○酒井友希乃 ・ 古井戸宏通 ・ 柴崎茂光
著者所属 東京大学大学院農学生命科学研究科
キーワード インドネシア, 社会林業, コミュニティベースドフォレストリー, カーボンクレジット, 予算配分
Key word Indonesia, Social Forestry, Community-based Forestry, Carbon Credits, Budget Allocation