第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
林政部門[Forest Policy]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PA-4 |
| 発表題目 | 持続可能な森林経営に向けた制度束評価フレームの構築と国際比較 Comparative Analysis of Institutional Structures for Sustainable Forest Management |
| 所属 | 立命館大学大学院 |
| 要旨本文 | 日本の森林政策は、森林管理に関する諸制度が整備されている一方、現場では施業放棄や所有者不明森林の増大といった課題が深刻化している。本研究は、持続可能な森林経営(SFM)に対応した制度群を「制度束(institutional bundle)」というシステムとして捉え、その構成力を評価する分析枠組み「制度束評価フレーム(IBAF)」を構築した。IBAFは、SFMの三機能(生態・経済・社会)に対する制度配置を「構成密度」「制度的空白」「媒介性」の三指標で診断する理論的枠組みである。これを用いて日本とSFM先進国であるドイツ・スイスの制度群を比較分析した結果、ドイツ・スイスは全機能において高い構成密度と媒介機能を有するのに対し、日本は構成密度が低く、特に社会的機能における制度的空白と制度間を接続する媒介性の欠如が顕著であった。これらの分析結果は、今後の森林ガバナンスの再構成において、単なる個別制度の追加ではなく、社会的機能の制度化と、欧州のフォレスター制度に類する専門技術支援などの媒介機能の強化による実効的な運用プロセスの構築が不可欠であることを示している。 |
| 著者氏名 | ○眞鍋貫治 ・ 湊宣明 |
| 著者所属 | 立命館大学大学院 テクノロジー・マネジメント研究科 |
| キーワード | 持続可能な森林経営, 比較分析, 森林ガバナンス, 制度設計, 制度束 |
| Key word | Sustainable Forest Management(SFM), Comparative analysis, Forest Governance, Institutional Design, Institutional Bundles |