第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PA-22
発表題目 林地取引価格の地理的分布
Geographical Distribution of Forest Land Prices
所属 帝塚山大学
要旨本文 林業の流通構造は大きく変化している。2001年から2023年にかけて木材市売市場の事業所数は18%減,木材販売業者は35%減,製材工場は65%減とあり,木材流通の市場集中度は上昇している。こうした流通の変化は明らかである一方,素材生産の全国的な構造変化は明らかになっていない。その理由の一つに,地域別の林業経営体等のデータが公開されていない点があると思われる。本研究では,素材生産経営のデータではなく,2008年~2023年の林地売買データを用いた。林地の売買価格には収益への期待が反映されており,国土交通省から公開されている土地取引データはサンプル数も多く網羅的である。本研究では第一に,平米当たり取引価格を被説明変数とし,市町村固定効果および年固定効果による回帰分析を行った。その結果,大きく傾向の異なる3つのエリア(・東北,・関東・中部・関西,・中国・四国・九州)があることが分かった。第二に,この3エリアごとの平米当たり取引価格の分布をWasserstein距離によって比較した。その結果,価格分布の違いは縮小傾向にあることが分かった。したがって,林地取引価格には地理的な違いがある一方,その違いは収束に向かっていると言える。
著者氏名 ○竹中昂平
著者所属 帝塚山大学経済経営学部
キーワード 林地, 取引価格, 地理的分布
Key word Forest Land, Transaction Price, Geographical Distribution