第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

開始時刻 ポスター発表
講演番号 PA-2
発表題目 ノースウエストフォレストプラン30年の歩み-森林経営の統合システムー
Northwest forest Plan: 30 Years of Progress―An Integrated System for Forest Managementー
所属 日本大学
要旨本文 高次捕食者かつ絶滅危惧種の保護を契機に1994年に発足した北西部森林計画(Northwest Forest Plan、NWFP)は、1994年の発足から今日に至るまで米国太平洋岸北西部地域における連邦有林の管理指針となっている。このため、米国農務省森林局は1994年以来、一定期間ごとに連邦土地管理者への情報提供を目的として、NWFP発足以降に発表された科学文献を精査し、主要な知見を公表してきた。本論は、米国農務省森林局の公表資料に依拠し、主たる知見を確認するものである。主たる知見としては、たとえば、(1)林業の衰退による地域経済への影響、(2)新たな脅威として、気候変動、山火事等の問題、(3)不確実性の把握と対応にはモニタリングと適応的管理が極めて重要、といったことが注目された。米国農務省森林局によると、連邦有地の管理計画が変わった後に何が起こるのかというような環境政策に関する問いには、モニタリングや研究の不足から、十分に答えることができない場合が多い中、NWFPには地域モニタリングが伴っていたことで、そうした問いに応えることができるという。NWFPのモニタリング体制は、保安林の機能発揮はじめ日本の森林政策へも示唆的である。
著者氏名 ○大塚生美
著者所属 日本大学生物資源科学部
キーワード ノースウエストフォレストプラン, 土地管理, 木材コミュニティ, 森林経営, 森林政策
Key word northwest forest Plan, land management, timber community, forest management, forest policy