第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PA-19
発表題目 インボイス制度導入初期における栃木県林業界の動き
Actions within the Forestry in Tochigi Prefecture During the Initial Phase of Invoice System Implementation
所属 宇都宮大学
要旨本文 本研究は、インボイス制度導入初期における栃木県林業界の動きを明らかにすることを目的とする。林業は、個人所有者や小規模事業体が多く、免税事業者が多数を占める産業構造を有しており、インボイス制度との親和性に課題を抱える可能性が高い。しかし、制度導入初期における現場の具体的な対応や影響については、十分に明らかにされていない。そこで本研究では、栃木県内の森林組合、栃木県及び全国森林組合連合会、大手製材業者、税務署を対象に聞き取り調査を実施し、制度導入初期の対応状況を整理した。その結果、森林組合では、仕入税額控除が受けられないことによる経営への影響や、事務負担の増加が生じていることが明らかとなった。一方、製材業者では、原木価格の上昇を認識しているものの、インボイス導入が影響しているとの判断はしていなかった。また、制度導入に対し、協同組合特例や消化仕入方式の導入といった対応策は存在するものの、導入には構造的・実務的に制約が多いことが確認された。本研究は、インボイス制度導入初期における林業界の実態を、複数主体への聞き取りを通じて明らかにした点に特徴がある。
著者氏名 ○鈴木脩太1 ・ 林宇一1 ・ 藤野正也2
著者所属 1宇都宮大学農学部 ・ 2福島大学食農学類
キーワード インボイス制度, 栃木県, 税負担
Key word Invoice System, Tochigi Prefecture, Tax charge