第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PA-17
発表題目 鳥取県における竹資源利用の実態と課題
Current Status and Challenges of Bamboo Resource Utilization in Tottori Prefecture
所属 鳥取大学
要旨本文 放置竹林の拡大問題に対し、竹の利用により竹林整備への関心を高めることの重要性が指摘されている。そこで本研究では、様々な取り組み行っている鳥取県において竹資源を利用する事業体を対象とし、竹利用の実態と課題を明らかにすることを目的とする。鳥取県庁への聞き取りを基に、鳥取県で竹資源を利用する9つの事業体に対して半構造化聞き取り調査を行った。結果、竹炭製造・培養土製造・タケノコ生産等、多様な利用形態が確認された。竹関連製品の年間生産量は、約5kgから約60tと事業体間で幅がみられた。竹関連事業の位置づけは、本業とする事業体から年間のうち2週間程度の副業とする事業体まで確認された。さらに、竹資源の調達方法は竹林整備による確保、竹林整備を行う主体からの集荷、竹林整備は行わないものの竹林から伐採し確保と事業体間で違いが見られた。一方、外部主体との連携と行政支援が事業成立、参入の後押しに機能する事例が多く確認された。調達・製造では人手不足、製造では設備導入や更新の困難性、販売では情報発信の困難さ、消費者の抵抗感等が課題であった。調達負担が製造余力を圧迫することなど、段階間で制約が波及する構造が確認された。
著者氏名 ○植田青 ・ 芳賀大地
著者所属 鳥取大学農学部
キーワード 竹炭, タケノコ, 放置竹林, 竹製品, 竹林整備
Key word bamboo charcoal, bamboo shoots, unmanaged bamboo forests, bamboo products, bamboo forest management