第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PA-16
発表題目 鳥取県における公共建築物の木材利用の課題
Challenges of Wood Utilization in Public Buildings in Tottori Prefecture
所属 鳥取大学
要旨本文  公共建築物における木材利用は、環境負荷低減に加え、利用者に木の良さを伝えるなど様々なメリットを有している。本研究は鳥取県を対象に、自治体および建物ごとの調査に加え、設計者への聞き取り調査を通じて、公共建築物における木材利用・不利用の課題を明らかにすることを目的とした。 調査の結果、木材利用は建築規模や用途、構造条件によって大きく左右されていることが明らかとなった。小規模建築物では、施工工程の簡略化や基礎工事の軽減により木造がコスト面で有利と評価される一方、一定規模以上の建築物では耐火対応等により不利と認識される傾向が確認された。また、維持管理に対する負担感は多くの自治体に共通する課題であった。建物別調査では、木材使用は300・未満の小規模建築に多く、行政施設や産業施設では小規模であっても木材不使用の事例が多かった。木材不使用の主因は構造上の制約であり、設計初期段階で木材利用が検討対象から外されている実態が示唆された。以上より、今後は建築条件に応じた木材利用のあり方の整理 や設計初期段階から木材利用を検討できる体制づくり、維持管理を含めた長期的視点での支援が重要である。
著者氏名 ○吉村好生 ・ 芳賀大地
著者所属 鳥取大学農学部
キーワード 公共事業, 自治体, 木質化, 木造化
Key word Public works, Local government, Use of wood materials in interiors, Wooden construction