第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
林政部門[Forest Policy]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | ポスター発表 |
| 会場名 | 多目的ホール |
| 講演番号 | PA-15 |
| 発表題目 | 鳥取県における木工品生産流通の現状と課題 Current Status and Challenges of Woodcraft Production and Distribution in Tottori Prefecture |
| 所属 | 鳥取大学 |
| 要旨本文 | 環境配慮への関心の高まりを背景に木工品が再評価されつつある一方、安価な大量生産品との競争により、小規模な木工品生産は厳しい状況に置かれている。既存研究では、特定の産地や製品を対象とした分析は見られるものの、地域全体における小木工品生産を生産・流通の両面から横断的に捉えた研究は少ない。本研究は、鳥取県を調査地とし、県内で小木工品を製作・販売する木工家・工房を対象に、半構造化聞き取り調査を行い、実態と課題を明らかにすることを目的とした。調査は15事業者を対象に、使用樹種、加工内容、経営状況、支援の利用状況について実施した。 その結果、針葉樹材は安定的に調達されている一方、広葉樹材は入手経路や樹種や品質が不安定であり、調達や保管が全体の6割を占める製作者一人の小規模工房の負担となっていることが明らかとなった。経営面では、生きがいや地域活動として制作を行う層と、収益確保を意識した事業展開を行う層が併存していた。行政による支援は限定的であり、小木工品生産を包括的に支える制度は十分とは言えない。 以上より、小木工品生産は地域資源に支えられつつも、原材料確保や経営面で課題を抱えていることが示された。 |
| 著者氏名 | ○五十嵐旭 ・ 芳賀大地 |
| 著者所属 | 鳥取大学農学部 |
| キーワード | 広葉樹, 伝統工芸品, 地域経済, 木材製品 |
| Key word | Hardwood, Traditional Crafts, Regional Economy, Wood Products |