第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PA-11
発表題目 木質ペレット製造業者の経営の実態と課題ー新潟県を事例としてー
Actual state and issues of wood pellet manufacturers' management: A case study of Niigata Prefecture
所属 岩手大学
要旨本文  木質ペレット製造所の数は、2000年代初頭から増加してきたが、2018年以降は減少傾向に転じている。本研究の目的は、製造所数の減少が大きい新潟県を事例として、木質ペレット製造業者の経営の実態と課題を明らかにすることである。間伐材を原料としているA社及びB社、自社工場で発生するプレーナー屑を原料としているC社の3つの製造業者について、原料の入手、生産、販売等から経営の実態を把握した。A社及びB社では、付近の木質バイオマス発電所の稼働による原木価格の上昇がみられた。販売面については、A社では需要先であった民間施設の廃業により、需要が減少していた。それに対し、B社では需要先はすべて公共施設と一般家庭であり、需要の減少は見られなかった。また、新規の需要については、両社ともあまり獲得できていない。C社については、副産物利用であることから、木質バイオマス発電所の影響は受けず、ペレットの価格が安いことから生産量以上に引き合いがあった。以上のことから、付近の木質バイオマス発電所の稼働による原木価格の上昇と、需要先であった民間施設の廃業が、間伐材を原料としているペレット製造所の減少につながっていることが示唆された。
著者氏名 ○佐々木智大1 ・ _田乃倫予2 ・ 原科幸爾3 ・ 伊藤幸男2
著者所属 1岩手大学大学院総合科学研究科 ・ 2岩手大学農学部 ・ 3岩手大学連合農学研究科
キーワード 木質ペレット, 製造業者, 経営, 流通
Key word wood pellet, manufacturer, management, distribution