第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2026年3月17日
開始時刻 ポスター発表
会場名 多目的ホール
講演番号 PA-10
発表題目 馬搬技術の実態と現代的意義
Current State of Horse Logging Technique and Its Significance in the Modern Era
所属 東京農工大学
要旨本文 かつて馬搬は全国各地で行われていた。農林業機械化の影響により2010年には馬搬従事者は3名程まで減少し消滅の危機に瀕したが、一般社団法人馬搬振興会の積極的な普及活動等により馬搬技術は現在まで保存継承されてきた。立川(1999)は馬搬作業の事例調査報告の中で、馬搬作業のような伝統的な作業技術を見直すことで今後の林業労働のあり方や機械化を考えていくための示唆が得られるように思われると述べている。馬搬技術には、急峻な日本の森林で搬出作業を行ってきた馬搬従事者の知識や経験が継承されていると考えられ、その技術内容や知識を明らかにすることは今後の森林施業や林業技術を考えていく上でも重要である。本研究では馬搬技術の実態を把握し馬搬従事者が持つ技術と知識を明らかにすることを目的として、馬搬従事者に対する聞き取り調査を行った。調査より、馬搬技術は急峻な地形を活かし安全に配慮して搬出する技術と知識を継承していることに加え、環境への影響を抑える配慮がある他、祭りへの参加や馬の放牧、道具の収集活用等を通して他の社会活動への接続を積極的に図っていることがわかった。以上を踏まえ馬搬の現代的意義について考察する。
著者氏名 ○亀_絢
著者所属 東京農工大学農学部
キーワード 馬搬, 林業, 伐木搬出
Key word horse logging, forestry, logging