第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
特用林産部門[Non-Wood Forest Products]
| 日付 | 2026年3月17日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 14:15 |
| 会場名 | 404 |
| 講演番号 | N-1 |
| 発表題目 | 気候変動に伴うマツタケ発生期間の変化 _約半世紀の調査結果から_ Changes in Tricholoma matsutake Development Period Due to Climate Change _Based on a Half-Century Survey_ |
| 所属 | 長野県林業総合センター |
| 要旨本文 | 2025年の長野県におけるマツタケ発生期間は、概ね10月の初めから中下旬までとなった。発生の開始は例年9月中下旬とされたが、近年3年間は開始日が遅い状況が続き、これは9月になってもつづく高温が一因とされる。 長野県南部の豊丘村試験地では、1980年の設定以降、子実体の収穫調査および地温などの気象観測(6月_10月)を継続している。この結果、収穫開始・終了日の年変動は大きいものの、経年経過に従いそれぞれが遅くなる傾向がみられる。これは夏期(6_8月)に比べ特に上昇幅が大きい秋期(9_10月)の地温上昇が一因と考えた。試験地地温は近隣アメダスの気温とも一定の相関があることから、今後も予測される気候変動により、マツタケの発生期間も遅くなることが推測される。さらに試験地データをAIにより解析した結果、9月8日から12日の高い地温は収穫開始日の遅延に、10月1日から10日の高い地温は収穫開始と終了双方の起日遅延に影響することが示唆された。 マツタケ収穫期間の変動は、生産・販売・観光産業などへの影響が大きく、今後はさらなる解析を進め、予測される気候変動に対応した生産・販売など計画の検討が必要と考える。 |
| 著者氏名 | ○古川仁1 ・ 新村諭2 ・ 西田崇2 |
| 著者所属 | 1長野県林業総合センター ・ 2長野県工業技術総合センター |
| キーワード | 菌根性きのこ, 森林資源管理, 美味なきのこ, 山地生態学, 特用林産物 |
| Key word | Ectmycorrhizal fungus, Forest resource management, Gourment mushroom, Mountain ecology, Non-timber forest product |