第137回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
微生物部門[Forest Microbes]
| 日付 | 2026年3月18日 |
|---|---|
| 開始時刻 | 15:30 |
| 会場名 | 304 |
| 講演番号 | M-14 |
| 発表題目 | 人工地盤と自然土壌に生育するイロハモミジに共生するAMF群集の比較 Arbuscular Mycorrhizal Fungal Community of Acer palmatum Growing on Artificial Ground and in Natural Forest |
| 所属 | 東京大学大学院 |
| 要旨本文 | アーバスキュラー菌根菌(AMF)は宿主に水や無機養分を提供し、環境ストレスに対する抵抗力を向上させる。本研究では、東京都心部でAMFのいない人工地盤上に形成され竣工から10年が経過した緑地(緑地A)に着目し、緑地内に天然更新したイロハモミジに共生するAMFの種組成を明らかにすることを目的とした。緑地Aに加えて、緑地Aの植栽樹木を育成した圃場周辺の森林、都内の自然土壌の緑地2カ所、および天然林を調査地として、各調査地内のイロハモミジ5個体から根と地際部周辺の土壌を採取し、メタバーコーディング解析によりAMF群集を調査地間で比較した。緑地Aでは24 OTU(操作的分類単位)が検出され、それ以外の調査地では40~52 OTUが検出された。緑地Aでは、α多様性(Shannon指数)が他の調査地に比べて有意に低かった。緑地Aでは、土壌AMFの移入定着が少ないことと土壌中の可給態リン酸濃度が高いことにより、AMF多様性が低かった可能性が示唆された。緑地Aから検出されたOTUの92%は、自然土壌から検出されたOTUと共通したことから、人工地盤上では、分散能力が高く幅広い環境に適応可能なAMF種によって群集が形成されていると考えられた。 |
| 著者氏名 | ○伊藤愛 ・ 岩切鮎佳 ・ 松下範久 ・ 福田健二 |
| 著者所属 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 |
| キーワード | 生物多様性, 都市緑地, メタバーコーディング解析, 共生, 都市 |
| Key word | Biodiversity, Urban greenspaces, Metabarcoding analysis, Symbiosis, Urban area |