第137回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

動物・昆虫部門[Forest Zoology and Entomology]

日付 2026年3月18日
開始時刻 10:30
会場名 202B
講演番号 L-6
発表題目 白山におけるニホンジカの侵入状況調査2025年―自動撮影カメラと食痕調査―
Survey on the Invasion of Sika Deer in the Subalpine and Alpine Zones of Mt. Hakusan, 2025
所属 石川県白山自然保護センター
要旨本文 石川県では、ニホンジカ Cervus nippon(以下、シカ)は1900年はじめごろから100年ほどほぼ生息していない状態だった。近年は低標高地で分布拡大・個体数増加傾向であり、白山国立公園の亜高山帯や高山帯においても、2013年以降、数年に1度程度シカの目撃情報がある。そこで、白山へのシカの侵入状況の把握することを目的として、2023年から白山の亜高山帯から高山帯で自動撮影カメラによる調査を開始した。2025年はカメラ設置範囲を拡大して高山帯に10台、亜高山帯に16台のカメラを設置した。その結果、高山帯では1地点で2回、亜高山帯では11地点で28回撮影され、数は極めて少ないものの3年連続でニホンジカが白山の高山帯で確認された。また、登山道沿いで食痕のある植物を探したところ、キヌガサソウ、ノアザミなどで確認されたため採集した。今後、ニホンジカ・カモシカ識別キット(株式会社ニッポンジーン)を用いてシカの食痕かどうか識別予定である。なお、本調査は林野庁近畿中国森林管理局石川森林管理署とのニホンジカの共同調査の一環とし実施し、また、環境省白山自然保護官事務所とも協力して行ったものである。
著者氏名 ○近藤崇 ・ 岩本華奈
著者所属 白山自然保護センター
キーワード ニホンジカ, 高山帯, 亜高山帯, LAMP法
Key word sika deer, Alpine zone, Subalpine zone, LAMP method